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もう一度、行きたい。と思わせてくれる場所:コラム WRITERs'VIEW .001


いろいろな街を訪れると、「もう一度、行きたい。」と思わずにはいられない場所に出会うことがあります。今回は、それについて書いてみたいと思います。*1

もう一度、行きたい。と思わせてくれる場所

いつかもう一度、行きたい街 

これまで訪れたことのある40都市を書き出し、 その中から選んでみたのがこちら。

  • イギリス エディンバラ 
  • チェコ プラハ
  • ボリビア ラパス
  • ブラジル リオデジャネイロ

もちろん他にも素晴らしい場所や、本当に行ってよかったと思う場所はたくさんあります。日本では絶対に見れない絶景もありました。

選び切れないというのが正直なところですが、その中でも「なんとかして、いつかもう一度、行きたい。」と思わせ、とりわけ惹きつけられたのがこの4つの街でした。 

何が、そこへ惹きつけるのか

「また戻りたい!」なんて言うと、きっと「その旅行が完璧で素晴らしかったに違いない。」と思う方もいるでしょう。でも、実際のところはそうでもありません。

ボリビアのラパスでは、標高4,000〜3,500mの高地で高山病になりかけ、ブラジルのリオデジャネイロはとにかく治安が悪く危険な街で、おまけに食あたりで翌日一歩も動けないほど疲弊しながらもファベイラツアーに行きました。チェコのプラハでは、ぼったくりにもあいました。もちろん、イギリス以外は英語圏ではなく、こちらの英語も決して流暢な訳ではありません。

こんな思いをしてもなお、そこへ駆り立てるものは何なのでしょうか。

 

その理由はシンプルで、そこにいる人々がとても人間味豊かで、心根がとても温かいのです。コミュニケーションもろくに取れないような他所者(よそもの)に、誠実に接してくれる街が、世界にはあります。

 

イギリス エディンバラ 

イギリス・エディンバラはスコットランドに位置する街で、エディンバラ城をはじめとする古い街並みが残る、とても趣きのある街です。

ここは英語圏ではありますが、スコットランドイングリッシュといい、ロンドンで耳にする英語とは一味もふた味も違って、慣れるのが難しいのです。

しかし、さすがイギリスというだけあって、人々はとても紳士的でした。イギリス人の英語はとても丁寧で、表現力も豊かで、にこやかに対応し、きちんと話しを聞き、理解してくれます。そして、人あたりがよく品がありました。これこそ紳士の国といわれる所以で、懐の深さを感じられずにはいらませんでした。

(もちろん、エディンバラだけでなく他のイギリスの都市でも、イギリスの方はとても紳士的でした。)

チェコ プラハ 

この街もまた、ヨーロッパの一国チェコ共和国にあります。観光客も多く、旅行者に対しては英語が使われることもありますが、チェコ語を公用語としています。

ヨーロッパの中では小さい国ですが、中世の街並みが残り音楽と芸術の街として知られるプラハは、本当に絵画のようでした。

この国で出会った人々も、とても温かかったのです。プラハで宿泊したアパートでは、オーナーの方がプラハの物価、お金の使い方、安全でレートのよい両替エリア、安くて美味しいレストランやパブのことなど、本当に丁寧に教えてくれました。物腰柔らかで、素敵な方でした。その後ぼったくりにあったことも、すべて許せるくらいに。

ボリビア ラパス

ボリビアのラパスは、富士山よりも高い場所に空港があります。4,000mを越える高地です。スペイン語が公用語で、国民の多くが先住民族の血を引き、今もなお民族衣装を着て生活している人がたくさんいて、海外にいることを十分に感じることができます。

この街は高地にあるため、誰もが苦しめられるのが「高山病」です。空港を出た途端、少し歩くと息切れし、夜は酸素が足りないので頭痛で目が覚めて眠ることもできません。

しかし、こんな体験をしてもまた行きたいと思わせてくれるのも、ボリビアの人々の温かさでした。ボリビアの人々の優しさは、ヨーロッパの観光地とはまた異なり、ビジネスとしてのサービス精神というよりも、人々の心づかいが細やかなのです。

こちらが訊ねたり、お願いしたりすることに対しては、誠心誠意応えてくれます。しかし、彼らはとてももの静かで、お土産のショップですら押し売りなどは一切して来ません。心ゆくまで見せてじっくり見せてくれ、ほんの小さな買い物でも嫌な顔など全くしません。

こんなに、日本に似た雰囲気を持つ民族に出会ったことがないと思うほど、親しみを感じる場所でした。

ブラジル リオデジャネイロ

最後はブラジルのリオデジャネイロ。ここは、他とは全く異なります。ブラジルの旧首都であり、南米の大都市です。ブラジルの公用語はポルトガル語で、実際日本と同じかそれ以上に英語は通用しません。

世界の中でも有数の危険な街で、ファベイラと呼ばれるスラム街が多く存在しています。一歩間違えば命が狙われる場所もたくさんあり、すり、ひったくりならラッキーというほど、ブラジルに慣れていない人には危険だらけの街です。

しかし一方で、ブラジルは日本人に対する心の距離はとても近いのです。ブラジルは、地球の反対側に位置するということもありアジア人観光客こそ少ないのですが、200万人を超える日系ブラジル人が暮らしています。日系移民として日本人がブラジルへ移り住み、100年以上かけてブラジルで作り上げてきたものは計り知れないと感じました。

こうしてたくさんの移民を受け入れ、様々な人種が混ざり合っているからこそ、人種差別が少ないのもブラジルのよさです。

ブラジルは、日本と全く異なる雰囲気や人々を感じながらも、どこか心が通じる不思議な場所です。

 

また旅をしたくなるシンプルな理由

これらの場所で、優しい人に出会ったのはラッキーだったのかもしれません。人によっては、同じ場所でも二度と訪れたくない経験をした人もいるでしょう。

だからこそ、いろいろな人と出会い、優しさに触れる場面に出会えば出逢うほど、我がふりについても考えさせられます。

温かいおもてなしや心づかいは、リレーのバトンのように繋がっていきます。

「日本人から受けた優しさは、いつか出会ったほかの日本人に返そう。」

人の気持ちというのは、そういうものではないでしょうか。

海外に出て日本とは全く違う空気を感じながら、温かい人に出会い「嬉しい」「ありがとう」と感じた経験こそ、また旅をしたくなるシンプルな理由です。

 

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