音楽で気分を整える|今の状態に合った音楽の選び方
気分が落ちているとき、なんとなく音楽をかけてみる。でも「何を聞けばいいかわからない」という経験はありませんか。今の自分の状態に合わせた音楽の選び方を、シーン別に解説します。
音楽をかけても、気分がさらに落ちた経験
気分が落ちているとき、なんとなく音楽をかけてみる。
でも「何を聴けばいいかわからない」「好きな曲なのに、なぜか気分がさらに落ちた」という経験はありませんか。
音楽は気分を変える力があります。ただ、それは「聴けばよくなる」という単純なものではなく、今の状態に合った音楽を選ぶことが大切です。調子のいい音楽は、かけるだけで心に入ってきます。逆に、今の状態とミスマッチな音楽は、気分をさらに深めてしまうことがあります。
音楽が気分に影響する理由
音楽を聴くと気分が変わるのは、脳に直接働きかけるからです。
リズムや音の高さ、音量は、感情を司る脳の部位を刺激します。テンポの速い音楽は興奮を引き起こし、ゆっくりとした音楽は副交感神経を優位にして体をリラックスさせやすくなります。
また、音楽には「感情を外に出すきっかけ」になる効果もあります。モヤモヤを言葉にできないとき、音楽がその感情の代わりに「そうそう、これ」という表現をしてくれることがあります。泣きたいのに泣けないとき、音楽を聴いて涙が出てきた経験をお持ちの方もいるかもしれません。音楽は、感情の出口をやさしくしてくれやすいひとつの手段です。
今の状態に合わせた音楽の選び方
音楽の選び方には、二つの考え方があります。
ひとつは「今の状態に寄り添う音楽を聴く」方法。疲れているなら、静かでゆったりとした音楽を選ぶ。落ち込んでいるなら、無理に明るい曲を選ばず、少ししっとりとした音楽から始める。この方法は、今の自分の心の状態を受け入れやすい効果があり、無理な気持ちの切り替えが不要で、疲れているときに特に向いています。
もうひとつは「なりたい状態に引っ張る音楽を聴く」方法。疲れているけど少し動きたい、という気分のときに、軽快なテンポの音楽を選ぶ。朝、気持ちよく目を覚ましたいときに、明るく穏やかな音楽を選ぶ。ルーティンと音楽を組み合わせると、天気が悪くてもリズムを作りやすくなります。
どちらが正しいということはなく、そのときの感覚で選んでみてください。ただ、注意したいのは「テンポの速い激しい音楽」を疲れているときに使い続けること。一時的に気分を上げることはできますが、神経が過剰に刺激されて、かえって疲れが增すことがあります。
気分転換の選び方をもっと知りたい人は、気分転換の方法・状態別の整え方もあわせて読んでみてください。
シーン別・音楽の方向性ガイド
疲れた夜に
ゆっくりとしたテンポ、シンプルな音構成、自然音を含むものが合いやすいです。ジャズのピアノ、アンビエント系の音楽、クラシックのゆったりとした曲などが選ばれやすいです。寝る少し前にかけると、短い時間で脳がゆるんでいくのを感じやすくなります。夜にモヤモヤしてしまう人は、夜に考えすぎるときの過ごし方もあわせてどうぞ。
集中したいときに
歌詞がない、または外国語の歌詞。テンポが一定で、大きな変化が少ないもの。LoFiヒップホップやカフェミュージックがよく選ばれるのは、流れる音が脳の注意を奪わないからです。一度プレイリストを作っておくと、目的に応じてすぐに使えます。
気分を切り替えたいときに
少し歩くペースに合うリズム。「テンションを上げる」よりも「少し前向きになれる」程度のもの。懐かしい音楽や、思い出のある曲も有効です。知っているメロディを追いかけるだけで、固まっていた心が少しだけ動き出せることがあります。
何も考えずにいたいときに
音楽を意識的に聴かなくていい、背景音として流れるもの。自然音や雨音なども、「音楽」の代わりになります。スマートフォンの通知をオフにして、ただ音で囲まれている時間をつくるだけで、体の緊張がほぐれていきやすいです。
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