心と体をととのえる

在宅ワークで疲れやすい理由と整え方|仕事とプライベートの境界を取り戻す

在宅ワークでなぜかオフィスより疲れやすいと感じていませんか。その理由は、仕事とプライベートの切り替えが失われることにあります。境界を取り戻す整え方を5つまとめました。

5 min read

在宅ワークで「じわじわ」疲れる理由

「通勤がないのに、なんでこんなに疲れているんだろう」

在宅ワークをしていると、そう感じる日はありませんか。

体はオフィス勤務より楽なはずなのに、気づくと夕方には頭が重くなっている。仕事が終わっても「切り替えられない」まま夜を迎えてしまう。休んでいるつもりなのに、回復した感じがしない。

この「じわじわとした疲れ」には、在宅ワーク特有のメカニズムがあります。

オフィスに通う生活では、通勤という「移動の時間」が、仕事モードとプライベートモードを自然に切り替えてくれていました。電車に乗る、歩く、オフィスに入る——これらの動作が、脳にとっての「切り替えのスイッチ」になっていたのです。

在宅では、起きてすぐパソコンを開き、仕事が終わっても同じ空間にいます。この「物理的な移動のなさ」が、脳にとっては「ずっと仕事モードのまま」という状態をつくり出します。

また、同僚と廊下で立ち話をする、ランチに外へ出る、会議室へ移動するといった「何気ない気分転換」も失われます。気づかないうちに、ずっと集中し続けた状態になっている——それが在宅疲れの正体のひとつです。

仕事とプライベートの境界が曖昧になるとどうなるか

「仕事が終わったのに、なんとなく気が抜けない」

「休んでいるはずなのに、仕事のことが頭から離れない」

こうした感覚は、仕事とプライベートの空間・時間の境界が曖昧になっているサインです。

脳は、同じ空間に長くいると「ここは仕事をする場所」なのか「休む場所」なのかを区別しにくくなります。ソファでパソコンを開く、ベッドの横で仕事を終わらせる、という状態が続くと、本来「休息」であるはずの空間が、仕事の緊張感をまとった場所に変わっていきます。

こうなると、体が休もうとしても脳はスタンバイのまま。回復しているようで、できていない状態が少しずつ積み重なっていきます。

「在宅ワークは楽なはず」と思っていたのに、気づいたら燃え尽きていた——そんな経験をする人が多いのも、この「見えない蓄積疲労」が原因のひとつです。

在宅ワーク疲れを整える5つの方法

「仕事終わり」の儀式をつくる

パソコンを閉じたら、着替える・外に出て5分歩く・コーヒーを一杯入れる——何でも構いません。「これをしたら仕事終わり」というルーティンを決めることで、脳に切り替えのサインを送ります。通勤という儀式を、自分でつくり直すイメージです。

作業スペースを「仕事場」として区別する

ベッドやソファでの仕事はできるだけ避けましょう。物理的に「ここが仕事場」と決めることで、脳がオン・オフを切り替えやすくなります。スペースがない場合でも、「パソコンを閉じたらテーブルをいったん片づける」という小さなアクションで代替できます。

意図的に「外への移動」を入れる

ランチに外へ出る、午後に10分だけ近所を歩く——在宅で不足しがちな「移動」と「外気」を意識的に取り入れましょう。体を動かすことは、目の疲れや肩こりのリセットにもなります。「仕事中に外へ出てもいい」と自分に許可することが大切です。

終業時刻を決め、通知をオフにする

「もう少しだけ…」という感覚で仕事時間が延びやすいのが在宅の特徴です。終業時刻を決め、その時間を超えたら仕事関連の通知をオフにする。意図的に「ここまで」と決めることが、翌日の回復力を守ります。

夜の「整え時間」を5分だけつくる

ストレッチ、深呼吸、お気に入りの飲み物を飲む——5分でいいので「自分のための時間」を仕事終わりに設けましょう。この小さなルーティンが、プライベートモードへの切り替えをスムーズにします。

関連する記事

今日の自分の状態を知ることから始める

在宅ワーク疲れは、「気合でどうにかする」ものではなく、「仕組みで整える」ものです。

疲れているとき、まず大切なのは「今の自分がどんな状態にあるか」を知ること。その上で、今の自分に合った整え方を選ぶことが、無理なく回復するための第一歩になります。

Tabiloでは、毎日1分の状態チェックから、今のあなたに合ったお出かけ・旅プランを提案しています。在宅で固まった心と体を、今日の自分に合った方法で少しほぐしてみてください。