心と体をととのえる

気分が落ち込む日の整え方

理由がはっきりしないまま気分が落ち込む日。そんな日に無理をせず、少しずつ整えていくための過ごし方を、実体験を交えて紹介します。

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気分が落ち込む日は突然やってくる

特別な理由があるわけではないのに、なんとなく気分が沈んでしまう日があります。

  • やる気が出ない
  • 何をしても楽しく感じない
  • 少しだけ世界が遠く感じる

何もきっかけがないのに、一日中気分が上がらない日がありました。

いつもなら楽しいと感じることが、その日はただ「やっている」だけになっていました。

理由がわからないから、余計に焦りました。

「なぜこんな気分なのか」を考えれば考えるほど頭が重くなって、無理に元気になろうとして、かえって夕方にはぐったりしていました。

きっかけがないことへの戸惑いが、落ち込みをさらに深くしていたのだと、後から気づきました。

無理に上げようとしないほうが整いやすい

落ち込んだ気分をすぐに戻そうとすると、逆にしんどくなることがあります。

  • ポジティブになろうとする
  • 気分転換しなきゃと思う
  • 何か楽しいことを探す

気分が沈んでいる日に、動画を見たり音楽をかけたり、気分を上げようといろいろ試したことがありました。

そのときは少し紛れるのですが、やめると元に戻る。

むしろ戻ったときの落差が大きい気がして、疲れました。

「そのままにする」ということを意識的に試したのはそれからでした。

何もしないで落ち込んでいる自分を「今はそういう状態だ」とただ受け取っていたら、無理に上げようとしていたときより、気づいたら少し楽になっていました。

気分が落ちているときは、無理に上げるよりも「そのままにする」ほうが楽です。

小さな感覚に意識を戻す

思考が重くなっているときは、考えることから少し離れると楽になります。

  • 光の入り方を見る
  • コーヒーの温かさを感じる
  • 静かな音に耳を向ける

気分が沈んでいる日に、ただカーテン越しの光を眺めていたことがあります。

光の色や影の形を、意味もなく見ているうちに、それまで頭を占めていた重さが少し遠のいた感じがしました。

それだけで、少しだけ呼吸が深くなりました。

「考えることをやめよう」と思うと難しいのですが、何か別のものに意識を向けると、自然と思考が静かになることがあります。

大きな変化でなくても、感覚に戻ることで少し整っていきます。

やることを減らす

落ち込んでいる日は、普段よりエネルギーが少ない状態です。

それなのにいつも通り動こうとすると、さらに疲れてしまいます。

気分が沈んでいるのに「でも今日やるべきことはある」と思って、無理にいつも通りのリストをこなそうとした日がありました。

半分くらいで力が尽きて、残りが終わらなかった自分への失望が重なって、夜には最初より落ち込んでいました。

「今日は最低限でいい」とあらかじめ決めてから動いた日は、同じくらいしかできなくても終わり方がまるで違いました。

やることを減らす、後回しにできるものは手放す。

その決断を最初にするだけで、心の負担は軽くなります。

ほんの少しだけ動く

何もしたくない気分の中でも、ほんの少し動くだけで流れが変わることがあります。

  • 水を飲む
  • 窓を開ける
  • 外の空気を吸う

落ち込んで動けなかった日に、ベランダに出ただけで、少しだけ気分が変わりました。

外に出ようとしたわけではなく、ただ空気を変えたくて窓を開けたつもりが、気づいたら外に出ていました。

風が当たった瞬間に、体の中の何かがわずかに緩んだ感じがしました。

大きな行動は必要ありません。

「水を飲む」「窓を開ける」それだけのことが、止まっていた状態を少しだけ動かしてくれます。

小さな動きが、状態をゆるやかに変えていきます。

回復には波がある

気分はすぐには戻らないこともあります。

少し良くなって、また落ちる。

そんな波を繰り返すこともあります。

一度落ち込んだあと、翌日に少し楽になって「もう大丈夫」と思ったら、その翌日にまた沈んだことがありました。

そのときは「また戻った」という落胆が重なって、余計につらくなりました。

でも繰り返すうちに、波があることが当然だとわかってきました。

二歩進んで一歩戻るくらいのペースで、それでもじわじわと戻っていく。

一度で整えようとせず、その流れを「そういうものだ」と受け取れるようになってから、波が来ても以前ほど動揺しなくなりました。

おわりに

気分が落ち込む日は、無理に元に戻そうとしなくて大丈夫です。

そのままにする、感覚に戻る、やることを減らす。

それだけで、少しずつ整っていきます。

気分が落ちたときに「早く戻さなければ」と焦ることをやめてから、回復が早くなった気がします。

抵抗をやめるだけで通り過ぎるのが早い、ということを繰り返しの経験から少しずつ信じられるようになりました。

落ち込む時間も、心がバランスを取ろうとしている過程です。

焦らず、その流れに任せても大丈夫です。

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